どうも。
今日は「うつ病で苦しんでいるのはあなただけじゃない」という内容になります。
もちろん、うつ病を発症した本人の辛さは僕にはよくわかりますよ。
でも忘れちゃいけない存在っていますよね?
それは家族です。
僕は家族の存在、つまり妻と二人の幼い子供の存在が非常に大きかった。
本当に感謝しきれないくらいです。
では具体的に家族がいたことで何が良かったのか?
それをいくつかピックアップしていきたいと思います。
うつ病疾患者の僕が家族に感謝したいこと!
僕の体験談
ここでは、僕がうつ病を発症してから現在に至るまで、家族がいて本当に良かったと思えた実録をご紹介します。
1.病院探しを手伝ってくれる
これは本当に助かったな、妻がいて良かったなと初めて思えたことなのですが、会社から心療内科や精神科への受診を促され、近場の病院リストをもらうまでは、自分でも問題ありませんでした。
ただ一番困ったのが、病院に予約するための電話でした。
体調がおかしくなった時点で、本当に何もかもが出来なくなっていたのです。
そんな時、妻の存在は非常に頼もしかった。
リストに挙げられた病院のほとんどに、僕に代わって電話して予約状況や身体症状を説明してくれたのです。
本当にありがたかった。それと同時に申し訳ない気持ちもこみ上げた。
感謝しています。
2.病院への通院
初心を含め、通院ごとに付いて来てくれました。
まず僕は体が動かなかったので、病院まで運転することも出来なかった。
そして、僕の症状や日常生活の状況を主治医に説明する時も、僕の思い込みを制止して客観的に正確な情報を伝えてくれたのです。
もし主治医への発言が的外れだったら、処方も変わっていたかもしれません。
そう考えると、再び妻がいてくれてよかったと思いました。
感謝しています。
3.家事&育児
ここは本当に申し訳なかったと思っていることです。
うつ病発症当時、子供は2歳と0歳。
とにかく妻には負担が大きかった。
本来であれば、ミルクや食事、遊びなど父親もすべきことが全然できなかった。
ただでさへ育児だけでも大変なのに、僕まで世話をしなくてはいけなくなったのだから相当の負担がかかっていたと思います。
育児をしながら家事も全てこなし、文句も言わずに日々を送っていた。
こんなこと逆の立場だとできるのか?と思える。
後々言われたことだが、「毎日目の前で体調の悪い人を看病しながら生活することがどれだけ辛いことか。本人も辛いかもしれないが、見てる家族も辛いんだよ」と。
この言葉は忘れることが出来ない。
忘れてはいけないと思っている。
感謝しています。
4.会社との橋渡し役
これは妻から切り出してくれたことなのだが、僕の体調が悪く会社への面談や連絡がスムーズに行えなかったのを見かねて、妻が会社に連絡してくれたりしていたのだ。
何より、妻にとっては会社がうつ病を発症させた要因だと思っており、不満も溜まっていたのだと思う。
僕が言いたくても言えないことを妻の感情を上乗せしてストレートに会社へ伝えてくれた。
僕がどんな生活を送っているのか?
家庭がどんな状態になってしまったのか?
僕に不満をぶつけることはなかったが、会社には相当ぶつけていたみたいです。
本当に辛い思いをさせて申し訳なかった。
感謝しています。
5.家計
この部分は切っても切り離せない家庭の問題です。
うつ病などで休職すれば、傷病手当があるので多少の足しにはなりますが、僕の場合、休職期間が長かったので傷病手当すら無くなり、社会保険費用などを逆に支払わなければいけなくなりました。
確か毎月4万円くらいがマイナスでした。そこに月々の支払(住宅ローン、光熱費、水道代、食費、ガソリン代、保険費用)もあったので、毎月数十万近く赤字になっていきました。
本気で住宅を売却し、ぼろアパートにでも引っ越ししなければ無理かもしれないと考えていたのを覚えています。
ただ妻が、妻の父から結婚するときに受け取った貯金を持っていたので、それを崩しながら生活していました。
そこそこの金額があったにも関わらず、あっという間に減っていきました。
貯金も底をついたので親や親戚からもお金をかりながら何とかやりくりしていたので、妻も苦しかったと思います。
自分でも欲しい物や子供のために使ったりしたかったはず。
申し訳なかった。
感謝しています。
ここまで5つだけご紹介しました。
ただし、これはほんの一部です。
妻だけではなく子供の存在も非常に大きかった。
例えば自死を選ぼうかと悩んでいた時に、それを踏みとどまらせてくれたのが妻と子供の存在です。
子供の成長した姿をどうしても見たかった。
しゃべれるようになったら、いっぱい会話したりして遊びたかった。
母子家庭になれば、想像できないくらい妻を苦しめることになる。
こういった部分でも家族の存在は本当に大きかった。
結婚していて本当に良かったと思っています。
何が言いたいかというと、うつ病は決して一人でなんとか乗り越えられるものではないということです。
結婚していなければ、親や兄弟。もしかすれば友人というケースもあるでしょう。
うつ病当事者の辛さは重々承知ですが、その周りで見守ってくれている人も同じように苦しんでいることを忘れないでください。
感謝の気持ちを忘れないでください。
ちなみにある程度元気になってから、妻への感謝の気持ちで少し安いですが服や腕時計をプレゼントしたりもしました。
当然、言葉でも感謝の意を伝えています。
まだ感謝の気持ちを伝えられていないのであれば、ほんの一言でも良い。
少しの形でも良い。
相手が喜んでくれることは何だろうと考え、行動にうつすことはした方が良いと思っています。
それが愛です。
ではでは。
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